ケンキミュージアム

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2010年 読む

 建設機械のICT化が進み、無人ダンプトラック運行システム、情報化施工、KOMTRAXなどが更なる発展を遂げる。また、燃料消費量と二酸化炭素排出量の低減を実現するハイブリッド機も登場するなど、建機の新世代化が進んでいる。

コマツ 小型ホイールローダー WA80-8
(2019年)

コマツ ホイールローダーWA80-8

 特定特殊自動車排出ガス2014年基準の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを新たに搭載し、窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の排出量を大幅に低減。

 また、電子制御HST(※2)の搭載により、オペレーターの負担が軽減されるほか、高効率でパワフルな作業が可能。コンパクトでありながら高い走行性・作業性を実現。さらにセカンダリエンジン停止スイッチやシートベルト未装着警報を標準装備し安全性も兼ね備えている。

 最新のKOMTRAX(機械稼働管理システム)は、車両ごとの運行管理を可能にした。そのほか、国内で初めてパワーラインの保証延長と無償メンテナンスを取り入れたサービスプログラム「KOMATSU CARE(コマツ・ケア)」が新車購入時から付帯され、トータルライフサイクルコストの低減と長時間稼働に貢献。

※1. 通称、オフロード法という。
※2. HST:ハイドロスタティックトランスミッション

ホイールローダー 読む

 日本においてホイールローダーが初めて製造されたのは1949年にさかのぼるが、コマツがインターナショバルハーベスタ社と提携しホイールローダー市場に参入したのは1960年代なかばである。提携初期時代のJHシリーズ、続く500シリーズ、そしてコマツグループのオリジナルであるWAシリーズと時代を経て、機械の大型化、環境への配慮、そしてメカトロやITといった高度技術の応用など、それぞれの現場ニーズに応えてきた。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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