ケンキミュージアム

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2010年 読む

 建設機械のICT化が進み、無人ダンプトラック運行システム、情報化施工、KOMTRAXなどが更なる発展を遂げる。また、燃料消費量と二酸化炭素排出量の低減を実現するハイブリッド機も登場するなど、建機の新世代化が進んでいる。

コマツ ホイールローダーWA200-8
(2017年)

コマツ ホイールローダーWA200-8

 窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の排出量を大幅に低減し、特定特殊自動車排出ガス2014年基準の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを新たに搭載。また、新世代エンジンと従来から定評のある可変容量ポンプや電子制御HST(※1)などを組み合わせ、生産性と燃費性能の両方で高いレベルを達成し、燃料消費量を4%低減(※2)。

 大型キャブを採用し、広々とした快適空間と優れた視界性を確保するとともに、キャブ内騒音値を68dB(A)に抑えることで快適な作業環境を実現。また、車両後方の視認をサポートするリヤービューカメラ&モニタや、必要な情報が必要な時に表示される液晶マルチモニタの搭載により、安全かつ効率良く作業を行うことができる。最新のKOMTRAX(機械稼働管理システム)は、オペレーターごとの運行管理を可能にするとともに、排出ガス後処理システムに必要なAdBlue®(※3)の残量についても確認可能にしている。

 さらに、国内で初めてパワーラインの保証延長と無償メンテナンスを取り入れたサービスプログラム「KOMATSU CARE(コマツ・ケア)」が新車購入時から付帯され、トータルライフサイクルコストの低減と長時間稼働に貢献。

※1.Hydro-Static Transmission(ハイドロスタティック・トランスミッション:油圧駆動変速機)
※2.当社従来機との比較(当社テスト基準による)。実作業では作業条件により異なる場合がある
※3. ドイツ自動車工業会(VDA)の登録商標。尿素SCRシステム専用の高品位尿素水のこと

ホイールローダー 読む

 日本においてホイールローダーが初めて製造されたのは1949年にさかのぼるが、コマツがインターナショバルハーベスタ社と提携しホイールローダー市場に参入したのは1960年代なかばである。提携初期時代のJHシリーズ、続く500シリーズ、そしてコマツグループのオリジナルであるWAシリーズと時代を経て、機械の大型化、環境への配慮、そしてメカトロやITといった高度技術の応用など、それぞれの現場ニーズに応えてきた。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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