2010年
建設機械のICT化が進み、無人ダンプトラック運行システム、情報化施工、KOMTRAXなどが更なる発展を遂げる。また、燃料消費量と二酸化炭素排出量の低減を実現するハイブリッド機も登場するなど、建機の新世代化が進んでいる。
「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」に適合したホイールローダー「WA500-8」「WA600-8」。
窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の排出量を大幅に低減し、特定特殊自動車排出ガス2014年基準をクリアした新世代エンジンを新たに搭載。生産性と燃費性能の両方で高いレベルを達成し、燃料消費量を当社従来機に比べWA500-8では8%、WA600-8では13%低減。
新機能として掘削時にキックダウン、ブーム上げ、バケットチルトを自動で実施するオート掘削機能を搭載。新たに開発した荷がすくい易い新形状バケットとの相乗効果により、生産性の向上に貢献。
ホイールローダー
日本においてホイールローダーが初めて製造されたのは1949年にさかのぼるが、コマツがインターナショバルハーベスタ社と提携しホイールローダー市場に参入したのは1960年代なかばである。提携初期時代のJHシリーズ、続く500シリーズ、そしてコマツグループのオリジナルであるWAシリーズと時代を経て、機械の大型化、環境への配慮、そしてメカトロやITといった高度技術の応用など、それぞれの現場ニーズに応えてきた。