ケンキミュージアム

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2000年 読む

 IT革命は建設機械の技術にも色濃く影響を及ぼす。90年代に開発された、衛星を活用した稼働管理システムは、遠隔地から機械を監視・管理する手段として、標準装備されるようになる。

コマツ ホイールローダー WA600 マグナムローダー
(2006年)

コマツ ホイールローダー WA600 マグナムローダー
コマツ ホイールローダー WA600 マグナムローダー

 マグナムローダは「MAGNETIC NUMBER ONE LOADER(人を引き付ける魅力的なナンバーワンのローダー)」「MAGNUM(最強の、強力な)」をコンセプトに開発。バケット容量、エンジン定格出力、運転質量をスペックアップし、ダンプトラックとの組合せの幅が広がった(ワイドレンジマッチング)。

 また、新開発した油圧システム「ハイドロマインドシステム」による高効率な油圧制御、最新エンジンテクノロジー「ecot3(エコットスリー)」による燃費効率改善、大容量トルクコンバーターによるエンジン低回転マッチングでの低燃費作業、ロックアップトルクコンバーター標準装備などにより従来機比で燃費効率が20%向上。コマツの最新テクノロジーを投入した「マグナムローダ」は、優れた生産性と経済性を両立した新世代マシンに進化を遂げた。

 バケット容量7.0m3。

ホイールローダー 読む

 日本においてホイールローダーが初めて製造されたのは1949年にさかのぼるが、コマツがインターナショバルハーベスタ社と提携しホイールローダー市場に参入したのは1960年代なかばである。提携初期時代のJHシリーズ、続く500シリーズ、そしてコマツグループのオリジナルであるWAシリーズと時代を経て、機械の大型化、環境への配慮、そしてメカトロやITといった高度技術の応用など、それぞれの現場ニーズに応えてきた。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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