ケンキミュージアム

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1990年 読む

 低騒音・低振動・低エミッションなど、環境への配慮がなされた設計の都市型機械が主流となる一方で、大規模鉱山等の過酷な現場に耐え得る、超大型機械もラインアップされる。

コマツ ホイールローダー WA1200-1
(1999年)

コマツ ホイールローダー WA1200-1

 20m3の大容量バケットと、クラス最大の掘削力やけん引力と、モジュレーテッドクラッチシステムの採用によるサイクルタイムの大巾な短縮により、驚異的な作業量を実現。余裕のあるダンピングクリアランスとダンピングリーチにより、150~200トン積みダンプトラックにベストマッチ。さらに、ハイリフト仕様は240~300トン積みダンプトラックにも積込みが可能となっている。

 油圧技術と電子制御技術によって、切りたい分だけレバーを傾ける「アドバンスド ジョイスティック ステアリング システム」を開発。人間の感覚にジャストフィットした未体験のステアリング操作性が実現した。また車両状況を常時モニターし、適確な管理によって経費を軽減できる「トータル マネージメント システム」を搭載。視認性が良く、操作の楽なタッチパネル方式のカラーグラフィックコンソールで表示されるため、管理も容易になった。

ホイールローダー 読む

 日本においてホイールローダーが初めて製造されたのは1949年にさかのぼるが、コマツがインターナショバルハーベスタ社と提携しホイールローダー市場に参入したのは1960年代なかばである。提携初期時代のJHシリーズ、続く500シリーズ、そしてコマツグループのオリジナルであるWAシリーズと時代を経て、機械の大型化、環境への配慮、そしてメカトロやITといった高度技術の応用など、それぞれの現場ニーズに応えてきた。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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