1990年
低騒音・低振動・低エミッションなど、環境への配慮がなされた設計の都市型機械が主流となる一方で、大規模鉱山等の過酷な現場に耐え得る、超大型機械もラインアップされる。
WA600とWA800における12年ぶりのフルモデルチェンジを実施した。
両機種とも、バケット容量、エンジン出力とも大幅に向上。また新機構の2ステージ油圧システムの採用により、ブーム上昇時と掘削・すくい込み時に最適な油量を配分でき、スピードとパワーの両方を感じることができる。WA600では、欧米の排ガス規制をクリアし、環境にも優しい仕様となっている。
ホイールローダー
日本においてホイールローダーが初めて製造されたのは1949年にさかのぼるが、コマツがインターナショバルハーベスタ社と提携しホイールローダー市場に参入したのは1960年代なかばである。提携初期時代のJHシリーズ、続く500シリーズ、そしてコマツグループのオリジナルであるWAシリーズと時代を経て、機械の大型化、環境への配慮、そしてメカトロやITといった高度技術の応用など、それぞれの現場ニーズに応えてきた。