ケンキミュージアム

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1990年 読む

 低騒音・低振動・低エミッションなど、環境への配慮がなされた設計の都市型機械が主流となる一方で、大規模鉱山等の過酷な現場に耐え得る、超大型機械もラインアップされる。

コマツ ホイールローダー WA900-1
(1996年)

コマツ ホイールローダー WA900-1

 大型規模鉱山や砕石現場では、生産性向上を図るため、78から100トンクラスのダンプが導入されつつあった。これに対応し、積み込み回数の削減による生産量アップの目的から、より大型のホイールローダーのニーズが高まり開発された。 大型機ながら軽快な操作性と運動性を誇り、一クラス下のWA800と同等のサイクルタイムを確保している。

 運転性をさらに高めるため、丸いステアリングホイールに替えて、レバーで舵を取る「ジョイスティック・ステアリング」が開発され、この商品からオプションで採用された。

 バケット容量13m3。

ホイールローダー 読む

 日本においてホイールローダーが初めて製造されたのは1949年にさかのぼるが、コマツがインターナショバルハーベスタ社と提携しホイールローダー市場に参入したのは1960年代なかばである。提携初期時代のJHシリーズ、続く500シリーズ、そしてコマツグループのオリジナルであるWAシリーズと時代を経て、機械の大型化、環境への配慮、そしてメカトロやITといった高度技術の応用など、それぞれの現場ニーズに応えてきた。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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