ケンキミュージアム

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1980年 読む

 油圧ショベルを中心に、次々と革新的な技術が商品に織り込まれていく。エンジンの制御にメカトロを駆使するなど、日本のハイレベルなエレクトロニクス技術が世界を凌駕する。

コマツ ホイールローダー WA200-1
(1984年)

コマツ ホイールローダー WA200-1

 小型のホイールローダーにおいても、WAシリーズがラインアップされた。507から520クラスまでに対して、WA70、WA100、WA150、WA200が開発された。

 中大型が、設備機械として製品や原石積み機能が中心であるのに対して、小型は省力化のための機械として、さまざまな条件で多機能に使用されるため、誰でも・どんな作業でもできることをコンセプトとして開発された。

 WA200 バケット容量1.7m3。

ホイールローダー 読む

 日本においてホイールローダーが初めて製造されたのは1949年にさかのぼるが、コマツがインターナショバルハーベスタ社と提携しホイールローダー市場に参入したのは1960年代なかばである。提携初期時代のJHシリーズ、続く500シリーズ、そしてコマツグループのオリジナルであるWAシリーズと時代を経て、機械の大型化、環境への配慮、そしてメカトロやITといった高度技術の応用など、それぞれの現場ニーズに応えてきた。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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