1970年
この時代を境に、国内需要の中心は、ブルドーザーから油圧ショベルへと徐々にシフトしていく。技術的には、操作性などの付加価値も重視されるようになる。
工事の大型化に伴い、土砂の運搬、砂利採取、砕石が大量化する一方、作業のスピードアップ、コスト低減のために積み込み機も大型化が求められてきた。JH90Eは国産で最大の爆落石用ホイールローダーとして、急速に販売が拡大した。
バケット容量3.5m3。
ホイールローダー
日本においてホイールローダーが初めて製造されたのは1949年にさかのぼるが、コマツがインターナショバルハーベスタ社と提携しホイールローダー市場に参入したのは1960年代なかばである。提携初期時代のJHシリーズ、続く500シリーズ、そしてコマツグループのオリジナルであるWAシリーズと時代を経て、機械の大型化、環境への配慮、そしてメカトロやITといった高度技術の応用など、それぞれの現場ニーズに応えてきた。