ケンキミュージアム

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1990年 読む

 低騒音・低振動・低エミッションなど、環境への配慮がなされた設計の都市型機械が主流となる一方で、大規模鉱山等の過酷な現場に耐え得る、超大型機械もラインアップされる。

コマツ 自走式木材破砕機 BR200T ガラパゴスリフォレ
(1999年)

コマツ 自走式木材破砕機 BR200T ガラパゴスリフォレ

 土地造成工事で発生する伐根・枝葉や、ダムなどの貯水池の流木等木質系不要材は、従来現場内で焼却処理されていたが、1992年の廃棄物処理法の改定により野焼き禁止となった。適正処理をするには現場から処理設備へ搬送しなくてはならないが、トラックによる運送などはコストや環境負荷などの問題もあり、発生源に近いところでの有効利用に重点をおいた処理方法が望まれていた。このような問題を解決するために、木材を処理する自走式破砕機を開発した。

 現場内を自由に移動しながら不要木材を破砕チップ化し、堆肥、マルチング材、法面吹き付け材等へのリサイクルが可能。また搬出する場合でも減容化によって運搬費を大幅に削減することができる。

その他の建設機械 読む

 いわゆる主要建設機械と言われる商品以外にも、さまざまな建設機械が ある。歴史の流れと合わせて見つめると、その時代を反映したさまざまな 商品が開発されてきたことが分かる。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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