ケンキミュージアム

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1950年 読む

 戦後の荒廃した農地再建・開墾のために、より大型の建設機械が求められるようになる。しかし技術的には、まだ米軍が持ち込んだものに習って商品開発を行うという段階であった。

コマツ モーターグレーダー GD25-1
(1952年)

コマツ モーターグレーダー GD25-1

 日本におけるモーターグレーダーの歴史は浅く、第2次世界大戦中の1944年頃に、陸軍が池貝自動車製造(株)に研究試作をさせたことに端を発する。

 のちに池貝自動車製造はコマツに吸収合併され、池貝でのZSシリーズが、コマツのGDシリーズとして引き継がれた。GD25-1は、池貝のZS31、ZS32を改名した商品。

コマツ モーターグレーダー GD25-1

 これは池貝ZS32。幅の狭い市町村道の維持補修作業に使われることを狙った小型機。

その他の建設機械 読む

 いわゆる主要建設機械と言われる商品以外にも、さまざまな建設機械が ある。歴史の流れと合わせて見つめると、その時代を反映したさまざまな 商品が開発されてきたことが分かる。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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