ケンキミュージアム

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2010年 読む

 建設機械のICT化が進み、無人ダンプトラック運行システム、情報化施工、KOMTRAXなどが更なる発展を遂げる。また、燃料消費量と二酸化炭素排出量の低減を実現するハイブリッド機も登場するなど、建機の新世代化が進んでいる。

コマツ 軌道陸上兼用油圧ショベルPC58UUT-6
(2019年)

コマツ 軌道陸上兼用油圧ショベルPC58UUT-6

 上部旋回体には超小旋回油圧ショベルPC58UU-6をベースに軌陸兼用ショベル専用機器を搭載し、下部走行体には従来機であるPC58UUT-5をベースに改良を加え、軌陸兼用ショベルとして進化させた。また、特定特殊自動車排出ガス2014年基準の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを新たに搭載し、窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の排出量を大幅に低減。

 軌陸兼用ショベル専用装置である、駐車ブレーキのかけ忘れによる逸走を防ぐ車輪自動駐車ブレーキ機能に加え、視認性に優れた高精細3.5インチ液晶ディスプレイモニタ、機械の盗難リスクの軽減や稼働管理にも有効なIDキーを新たに標準装備。さらに、アームクレーンの最大定格荷重アップやフックの格納容易化など、従来機に比べて大幅に機能を刷新し、より安全かつ効率的に作業を行うことができる。

 また、最新のKOMTRAX(機械稼働管理システム)は、お客さまの車両管理業務(車両位置・稼働状況・コンディションの把握など)を効率化するとともに、燃料経費削減を力強くサポート。

※ 通称、オフロード法という

油圧ショベル 読む

 1951年にこの世に誕生した油圧ショベルは、わずか半世紀の間で、建設現場における絶対的な地位を築いた。ミニから超大型と、規模に応じたサイズのラインアップ、また後方小旋回や超小旋回など、現場の特性に合わせたスタイルなど、その間も確実に進化を遂げてきた。人間の手に似た動きをするこの機械は、21世紀も、限りなく進化を続けていくことになるだろう。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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