2010年
建設機械のICT化が進み、無人ダンプトラック運行システム、情報化施工、KOMTRAXなどが更なる発展を遂げる。また、燃料消費量と二酸化炭素排出量の低減を実現するハイブリッド機も登場するなど、建機の新世代化が進んでいる。
オフロード法2011年基準に適合した中型、大型油圧ショベル「PC220/PC220LC-10」、「PC230/PC230LC-10」、「PC300/PC300LC-10」、「PC350/PC350LC-10」、「PC400/PC400LC-10」、「PC450/PC450LC-10」を新発売。
日本・北米・欧州の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを新たに搭載。加えて、機体のメインユニットを最適に制御するトータルビークルコントロール(機体総合制御)の更なる進化により、生産性と燃費性能の両方で高いレベルを達成し、燃料消費量を低減。
また、落下防止用ハンドレールとIDキーの新採用により、点検・整備中の落下防止と機械の盗難リスク軽減を実現し、安全性を向上。
運転席には高精細7インチLCDモニタを新たに採用し、安全かつ正確でスムーズな作業を実現するとともに、エコガイダンス等の表示により省エネ運転もサポート。
重量:44600kg(PC450-10)
バケット容量:1.7m3(PC450-10)
油圧ショベル
1951年にこの世に誕生した油圧ショベルは、わずか半世紀の間で、建設現場における絶対的な地位を築いた。ミニから超大型と、規模に応じたサイズのラインアップ、また後方小旋回や超小旋回など、現場の特性に合わせたスタイルなど、その間も確実に進化を遂げてきた。人間の手に似た動きをするこの機械は、21世紀も、限りなく進化を続けていくことになるだろう。