ケンキミュージアム

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2000年 読む

 IT革命は建設機械の技術にも色濃く影響を及ぼす。90年代に開発された、衛星を活用した稼働管理システムは、遠隔地から機械を監視・管理する手段として、標準装備されるようになる。

コマツ 後方超小旋回ミニショベル MR-3シリーズ
(2007年)

コマツ 後方超小旋回ミニショベル MR-3シリーズ
コマツ 後方超小旋回ミニショベル MR-3シリーズ

 今回のフルモデルチェンジでは、定評あるMR-2の優れた基本コンセプトを継承しつつ、安全性能、環境性能をさらに磨き、完成度を一段と高めた。最新の排出ガス規制に対応するとともに、ミニショベルとして初めてKOMTRAXを標準装備。これにより車両の位置や稼働状況をいつでも把握でき、保守管理業務の効率化に貢献する。

 転倒時運転者保護構造2本柱ROPS・ヘッドガードキャノピー、巻取り式シートベルトを装備。万一の転倒や不意の落下物から、オペレーターの被害を最小限にとどめる。また、前方視界を遮らない2本柱キャノピーとリアビューミラーの採用で、優れた全方位の視界性を実現している。

 泥が溜まりにくく落としやすい構造の「X型トラックフレーム」により、整備時の泥落とし作業時間を短縮する。

 PC30MR-3キャノピー 重量2,910kg、バケット容量0.09m 3。

 PC30MR-3、PC35MR-3の発売後、PC18、PC20、PC40、PC55をMR-3シリーズとしてモデルチェンジしている。

油圧ショベル 読む

 1951年にこの世に誕生した油圧ショベルは、わずか半世紀の間で、建設現場における絶対的な地位を築いた。ミニから超大型と、規模に応じたサイズのラインアップ、また後方小旋回や超小旋回など、現場の特性に合わせたスタイルなど、その間も確実に進化を遂げてきた。人間の手に似た動きをするこの機械は、21世紀も、限りなく進化を続けていくことになるだろう。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み