ケンキミュージアム

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2000年 読む

 IT革命は建設機械の技術にも色濃く影響を及ぼす。90年代に開発された、衛星を活用した稼働管理システムは、遠隔地から機械を監視・管理する手段として、標準装備されるようになる。

コマツ 油圧ショベルPC200-8
(2005年)

コマツ 油圧ショベルPC200-8
コマツ 油圧ショベルPC200-8

 最新エンジンテクノロジー「ecot3(エコットスリー)」を駆使したエンジンを搭載。 20トンクラスの油圧ショベルでは業界で初めて欧米の排出ガス3次規制に対応する (国土交通省第3次基準値排出ガス対策型建設機械)と同時に、自社開発・ 自社生産するエンジン・油圧機器を電子システムでトータルに制御することにより、 PC200-7に比べ 燃料消費量の最大10%削減を実現した。

 また、量産型油圧ショベルでは世界初となる「転倒時運転者保護構造キャブ」を 装備、落下物はもとより万一の転倒時にも巻取り式シートベルトの装着と 合わせて、オペレーターをしっかりガード。さらに、高剛性で吸音性に優れた 新型キャブは乗用車並みの静粛性を実現しオペレーターの疲労を軽減し快適で 安全な空間を提供する。 「KOMTRAX」もアップグレードし稼働情報をもとに した「省エネ運転レポート」の提供など、 サポートメニューを一層充実している。 キャブ内には、視認性と操作性を大幅に向上した 「7インチ大型マルチカラー液晶モニター」を 装備。エンジン始動からオフまで、あらゆる場面で オペレーターをアシストする。

  重量19500kg、バケット容量0.8m3。

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 1951年にこの世に誕生した油圧ショベルは、わずか半世紀の間で、建設現場における絶対的な地位を築いた。ミニから超大型と、規模に応じたサイズのラインアップ、また後方小旋回や超小旋回など、現場の特性に合わせたスタイルなど、その間も確実に進化を遂げてきた。人間の手に似た動きをするこの機械は、21世紀も、限りなく進化を続けていくことになるだろう。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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