ケンキミュージアム

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1990年 読む

 低騒音・低振動・低エミッションなど、環境への配慮がなされた設計の都市型機械が主流となる一方で、大規模鉱山等の過酷な現場に耐え得る、超大型機械もラインアップされる。

コマツ 後方小旋回ミニショベル PC30MR
(1998年)

コマツ 後方小旋回ミニショベル PC30MR

 ミニショベルの分野では、おしりの小さい「後方小旋回」のタイプが事実上のスタンダードになっていった。このMRシリーズでは、狭所作業性と安定性を兼ね備えており、特に後方部分は「Xウェイト」という着脱式のカウンターウェイトを採用。カウンターウェイトを装着することで、より安定性の高い作業を行うことができる。

 重量2930kg、バケット容量0.09m3。

油圧ショベル 読む

 1951年にこの世に誕生した油圧ショベルは、わずか半世紀の間で、建設現場における絶対的な地位を築いた。ミニから超大型と、規模に応じたサイズのラインアップ、また後方小旋回や超小旋回など、現場の特性に合わせたスタイルなど、その間も確実に進化を遂げてきた。人間の手に似た動きをするこの機械は、21世紀も、限りなく進化を続けていくことになるだろう。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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