ケンキミュージアム

ケンキミュージアム

-

1990年 読む

 低騒音・低振動・低エミッションなど、環境への配慮がなされた設計の都市型機械が主流となる一方で、大規模鉱山等の過酷な現場に耐え得る、超大型機械もラインアップされる。

コマツ ミニショベルPC45 アバンセR
(1990年)

コマツ ミニショベルPC45 アバンセR

 この時期、ミニショベルが台頭し、油圧ショベルの販売台数をミニが上回った。各社の競争が激化する中で開発。全体に丸いフォルムを採用し、キャブもガラス面を多用して、ワイドな視覚を確保した。足回りは街路を痛めないゴムシュー、低騒音仕様など、都市型が意識されている。

 重量4385kg、バケット容量0.14m3。

油圧ショベル 読む

 1951年にこの世に誕生した油圧ショベルは、わずか半世紀の間で、建設現場における絶対的な地位を築いた。ミニから超大型と、規模に応じたサイズのラインアップ、また後方小旋回や超小旋回など、現場の特性に合わせたスタイルなど、その間も確実に進化を遂げてきた。人間の手に似た動きをするこの機械は、21世紀も、限りなく進化を続けていくことになるだろう。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み