ケンキミュージアム

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1980年 読む

 油圧ショベルを中心に、次々と革新的な技術が商品に織り込まれていく。エンジンの制御にメカトロを駆使するなど、日本のハイレベルなエレクトロニクス技術が世界を凌駕する。

コマツ 油圧ショベルPC1500
(1981年)

コマツ 油圧ショベルPC1500

 CONEXPO'81に出品したPC1500超大型ローディングショベル。翌年より3台だけの限定販売を行い、正式量産は1984年となる。省エネ油圧システムとして、メカトロによる電子OLSS(Open Center Load Sensing System)がPC200-3に搭載されたのは1984年であるが、すでにこのPC1500には織り込まれている。

 重量150000kg、バケット容量8.5m3(スタンダード)、14m3(石炭用)。

油圧ショベル 読む

 1951年にこの世に誕生した油圧ショベルは、わずか半世紀の間で、建設現場における絶対的な地位を築いた。ミニから超大型と、規模に応じたサイズのラインアップ、また後方小旋回や超小旋回など、現場の特性に合わせたスタイルなど、その間も確実に進化を遂げてきた。人間の手に似た動きをするこの機械は、21世紀も、限りなく進化を続けていくことになるだろう。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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