ケンキミュージアム

ケンキミュージアム

-

1960年 読む

 貿易の自由化が認められ、外圧の風を受けるが、これは同時に、日本の技術力を、世界トップレベルに磨き上げる契機となった。大規模の電源開発等が行われ、大型機械の開発が加速した。

コマツ-ビサイラス 機械式ショベル25BCM
(1967年ごろ)

コマツ-ビサイラス 機械式ショベル25BCM

 エア操作式の軽い操作性、ブルドーザーの足回り部品による耐久性、デラックスキャプの採用による居住性向上など、22Bの上をゆくショベルとして開発された。

 しかし、当時三菱重工がすでに生産していた油圧ショベルの需要が飛躍的に伸び、機械式ショベルは振るわず、1971年には生産が終了されることになる。

 重量25230kg。ディッパ容量0.8m3。

油圧ショベル 読む

 1951年にこの世に誕生した油圧ショベルは、わずか半世紀の間で、建設現場における絶対的な地位を築いた。ミニから超大型と、規模に応じたサイズのラインアップ、また後方小旋回や超小旋回など、現場の特性に合わせたスタイルなど、その間も確実に進化を遂げてきた。人間の手に似た動きをするこの機械は、21世紀も、限りなく進化を続けていくことになるだろう。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み