2010年
建設機械のICT化が進み、無人ダンプトラック運行システム、情報化施工、KOMTRAXなどが更なる発展を遂げる。また、燃料消費量と二酸化炭素排出量の低減を実現するハイブリッド機も登場するなど、建機の新世代化が進んでいる。
「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」の2014年基準に適合したダンプトラック「HD325/ HD405-8」。
窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の排出量を大幅に低減し、特定特殊自動車排出ガス2014年基準をクリアした新世代エンジンを新たに搭載。滑りやすい路面や軟弱地を走破するのに効果を発揮するスリップ制御技術「コマツトラクションコントロールシステム(KTCS)」をオプションで追加し、優れた走破性を実現。
また、キャビンへのアクセスを階段状のステップに変更、後方モニタのカラー化や保護柵の追加により安全性の向上も図った。さらに、国内で初めてパワーラインの保証延長と無償メンテナンスを取り入れたサービスプログラム「 KOMATSU CARE(コマツ・ケア) 」が新車購入時から付帯。
ダンプトラック
運搬車であるダンプトラックの歴史は、現場での生産量を上げるため、積載量大型 化の歴史でもある。特に鉱山現場では、機械式・電気式での大型化競争に加え、GPSによる管理システム導入など、21世紀を迎えた今日も、その技術は日々進化しつづけている。