2010年
建設機械のICT化が進み、無人ダンプトラック運行システム、情報化施工、KOMTRAXなどが更なる発展を遂げる。また、燃料消費量と二酸化炭素排出量の低減を実現するハイブリッド機も登場するなど、建機の新世代化が進んでいる。
世界中の鉱山で使用される電気駆動式の超大型ダンプトラックのシリーズを拡大し、コマツで最大機種となる 「980E-4」(定格積載質量:369トン)を市場導入開始。
「980E-4」は、コマツのこれまでの最大機種「960E-2」や主力商品「930E-4」で培った品質と信頼性をベースにコマツアメリカ㈱で開発され、同社のピオリア工場(米国イリノイ州)で生産し、全世界の鉱山に供給される。
ダンプトラック
運搬車であるダンプトラックの歴史は、現場での生産量を上げるため、積載量大型 化の歴史でもある。特に鉱山現場では、機械式・電気式での大型化競争に加え、GPSによる管理システム導入など、21世紀を迎えた今日も、その技術は日々進化しつづけている。