ケンキミュージアム

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2000年 読む

 IT革命は建設機械の技術にも色濃く影響を及ぼす。90年代に開発された、衛星を活用した稼働管理システムは、遠隔地から機械を監視・管理する手段として、標準装備されるようになる。

コマツ アーティキュレートダンプトラックHM400
(2001年)

コマツ アーティキュレートダンプトラックHM400

 アーティキュレートダンプトラックは、通常のダンプトラック(リジット式)と異なり、機体中央の関節から折れ曲がることができ、起伏の多い地面や、軟弱な地盤で威力を発揮する。特に降雨日数が多く、また冬期に雪が降り、春先は非常に路面が荒れる欧州地域において開発された商品である。

 新参入の機種であったが、すでに実績のあるコンポーネントを使用することで短期間での開発を実現。1号機は新潟県長岡市の宅地造成工事で、2号機は福井市・三国町にまたがる臨海工業用地造成の埋め立て工事で、運搬機械としてその能力をフルに発揮した。

 積載量36,000kg。

ダンプトラック 読む

 運搬車であるダンプトラックの歴史は、現場での生産量を上げるため、積載量大型 化の歴史でもある。特に鉱山現場では、機械式・電気式での大型化競争に加え、GPSによる管理システム導入など、21世紀を迎えた今日も、その技術は日々進化しつづけている。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み