2000年
IT革命は建設機械の技術にも色濃く影響を及ぼす。90年代に開発された、衛星を活用した稼働管理システムは、遠隔地から機械を監視・管理する手段として、標準装備されるようになる。
コマツでは、一時期、ノルウェーのMOXY社とのOEMによるアーティキュレートダンプトラックを扱ったが、再び自社開発を復活。オリジナル商品としてラインアップした。
クラス最大級のエンジン馬力(436PS)を誇るエンジンの搭載、高圧電子制御噴射システムなどの採用により、EPA(米国環境保護局)排気ガス2次規制、排出ガス2次基準値(国土交通省)をクリアしている。
積載量36,500kg。
ダンプトラック
運搬車であるダンプトラックの歴史は、現場での生産量を上げるため、積載量大型 化の歴史でもある。特に鉱山現場では、機械式・電気式での大型化競争に加え、GPSによる管理システム導入など、21世紀を迎えた今日も、その技術は日々進化しつづけている。