ケンキミュージアム

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1980年 読む

 油圧ショベルを中心に、次々と革新的な技術が商品に織り込まれていく。エンジンの制御にメカトロを駆使するなど、日本のハイレベルなエレクトロニクス技術が世界を凌駕する。

コマツ ダンプトラックHD785-3
(1988年)

コマツ ダンプトラックHD785-3

 1985年のプラザ合意以降、円高の進行が進みつつあり、当時のコマツでは、ブル・油圧ショベル・ホイールローダーとも、世界市場で戦える競争力のある商品を開発する「Xシリーズ」開発プロジェクトが進められていた。ダンプトラックにおいても「DXシリーズ」と名づけ、このHD785-3を先頭機として開発に着手された。

 変速ショックをやわらげる、全段電子制御自動変速機(K-ATOMiCS)を搭載し、なめらかな走りを実現した。

 積載量78,000kg。

ダンプトラック 読む

 運搬車であるダンプトラックの歴史は、現場での生産量を上げるため、積載量大型 化の歴史でもある。特に鉱山現場では、機械式・電気式での大型化競争に加え、GPSによる管理システム導入など、21世紀を迎えた今日も、その技術は日々進化しつづけている。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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