2010年
建設機械のICT化が進み、無人ダンプトラック運行システム、情報化施工、KOMTRAXなどが更なる発展を遂げる。また、燃料消費量と二酸化炭素排出量の低減を実現するハイブリッド機も登場するなど、建機の新世代化が進んでいる。
オフロード法2011年基準に適合した小型ブルドーザー「D37EX/PX-23」、「D39EX/PX-23」を新発売。
日本・北米・欧州の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを新たに搭載。更に従来型ですでに採用している電子制御HSTを、稼働状況に合わせて最適に制御することにより、生産性と燃費性能の両方で高いレベルを達成し、燃料消費量を低減。
また、運転席には高精細7インチLCDモニタを新たに採用。安全かつ正確でスムーズな作業を実現するとともに、エコガイダンス等の表示により省エネ運転もサポート。
重量:9270kg(D39EX-23)
ブルドーザー
初期のブルドーザーは、農業用のトラクターに、ブレード(排土板)を取りつけたものだった。戦後の開発、高度成長期における大規模工事など、日本の躍進の歴史はブルドーザーの歴史とも言えよう。油圧ショベルの台頭で、国内における需要は減少したものの、大規模鉱山を初めとした世界中の過酷な現場で、今日も高い技術が息づいている。