ケンキミュージアム

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2000年 読む

 IT革命は建設機械の技術にも色濃く影響を及ぼす。90年代に開発された、衛星を活用した稼働管理システムは、遠隔地から機械を監視・管理する手段として、標準装備されるようになる。

コマツ 大型ブルドーザー D375A-6
(2009年)

コマツ 大型ブルドーザー D375A-6
コマツ 大型ブルドーザー D375A-6

 主に大型土木工事や砕石・鉱山などで活躍する大型ブルドーザーD375Aをフルモデルチェンジ。

 従来機種よりも定格出力をアップした新型エンジンを搭載。新形状のブレードと掘削性の優れたエンドビッドの採用により、高い生産性を達成した。さらに、動力伝達率に優れたロックアップ機構付き自動変速パワーラインの搭載により、画期的な低燃費を実現した。

  故障診断機能をより充実させた新型モニタパネルを採用。異常発生時には迅速にオペレータに知らせるとともに、対処方法を4段階のコードで示し、重大なトラブルを未然に防止する。

 重量72,230kg。

ブルドーザー 読む

 初期のブルドーザーは、農業用のトラクターに、ブレード(排土板)を取りつけたものだった。戦後の開発、高度成長期における大規模工事など、日本の躍進の歴史はブルドーザーの歴史とも言えよう。油圧ショベルの台頭で、国内における需要は減少したものの、大規模鉱山を初めとした世界中の過酷な現場で、今日も高い技術が息づいている。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み