ケンキミュージアム

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1970年 読む

 この時代を境に、国内需要の中心は、ブルドーザーから油圧ショベルへと徐々にシフトしていく。技術的には、操作性などの付加価値も重視されるようになる。

コマツ ブルドーザーD155A
(1970年)

コマツ ブルドーザーD155A

 日本国内は「列島改造論」に端を発し、公共事業を中心として、住宅、ゴルフ場の造成、道路整備、資源開発等工事の大型化に伴い、作業量の多い大型機種の開発の要求が増大してきた。

 これまでのD120Aをベースに、さらにパワーアップを狙って開発されたもの。

 重量32000kg。

ブルドーザー 読む

 初期のブルドーザーは、農業用のトラクターに、ブレード(排土板)を取りつけたものだった。戦後の開発、高度成長期における大規模工事など、日本の躍進の歴史はブルドーザーの歴史とも言えよう。油圧ショベルの台頭で、国内における需要は減少したものの、大規模鉱山を初めとした世界中の過酷な現場で、今日も高い技術が息づいている。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み