ケンキミュージアム

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1960年 読む

 貿易の自由化が認められ、外圧の風を受けるが、これは同時に、日本の技術力を、世界トップレベルに磨き上げる契機となった。大規模の電源開発等が行われ、大型機械の開発が加速した。

コマツ ブルドーザーD80-Aスーパー車
(1963年)

コマツ ブルドーザーD80-Aスーパー車

 貿易の自由化が進む中、アメリカのキャタピラー社と三菱重工業との合弁会社、キャタピラー三菱が日本に設立された。キャタピラー社のブルドーザーの品質を凌駕することを目指し、徹底的な品質管理のもとモデルチェンジが行われた。

ブルドーザー 読む

 初期のブルドーザーは、農業用のトラクターに、ブレード(排土板)を取りつけたものだった。戦後の開発、高度成長期における大規模工事など、日本の躍進の歴史はブルドーザーの歴史とも言えよう。油圧ショベルの台頭で、国内における需要は減少したものの、大規模鉱山を初めとした世界中の過酷な現場で、今日も高い技術が息づいている。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み