ケンキミュージアム

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2000年 読む

 IT革命は建設機械の技術にも色濃く影響を及ぼす。90年代に開発された、衛星を活用した稼働管理システムは、遠隔地から機械を監視・管理する手段として、標準装備されるようになる。

コマツ スキッドステアローダーSK714 GALEO
(2002年)

コマツ スキッドステアローダーSK714 GALEO

 イタリアの生産法人「コマツユーティリティヨーロッパ(株)」と共同開発したスキッドステアローダー。

 スキッドステアローダーは、日本では主に畜産・酪農分野などの狭い場所に、欧米では道路工事や住宅関連工事などのハードな現場でも幅広く使用されており、走行性能・操作性に加えて耐久性・信頼性の向上が求められている。SK714はクラス最速の時速15キロを達成するとともに、独自の油圧システムや操作レバーの採用などにより、抜群の走行性能・操作性を実現。また、周囲視界性を大幅に向上し、モニター内蔵安全バーの採用などにより、一段と安全性を高めるほか、さまざまな整備性、居住性の向上も図っている。

 バケット容量0.38m3。

ホイールローダー 読む

 日本においてホイールローダーが初めて製造されたのは1949年にさかのぼるが、コマツがインターナショバルハーベスタ社と提携しホイールローダー市場に参入したのは1960年代なかばである。提携初期時代のJHシリーズ、続く500シリーズ、そしてコマツグループのオリジナルであるWAシリーズと時代を経て、機械の大型化、環境への配慮、そしてメカトロやITといった高度技術の応用など、それぞれの現場ニーズに応えてきた。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み