ケンキミュージアム

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1990年 読む

 低騒音・低振動・低エミッションなど、環境への配慮がなされた設計の都市型機械が主流となる一方で、大規模鉱山等の過酷な現場に耐え得る、超大型機械もラインアップされる。

コマツ ホイールローダー WA450-3
(1997年)

コマツ ホイールローダー WA450-3

 中型機種は、主として砕石・砂利などの材料や製品の運搬・積込や除雪などに使われており、比較的長時間の連続作業を行うケースが多いため、作業性能の良さはもちろん、長い時間の作業も疲れずラクに行える軽快な操作性や快適な居住性などが求めらる。この要求の高まりを受け、WA300、WA350、WA400、WA450をモデルチェンジ。大容量バケット、大出力エンジンによる余裕の作業性能とともに、ラクラク運転を実現する先進のトランスミッションシステムをはじめ、軽快な操作性と快適な居住性を実現する様々な機能を装備した。

 また、建設省排気ガス規制をクリアするクリーンなエンジンを搭載するなど、環境との調和にも配慮している。

 WA450 バケット容量3.8m3。

ホイールローダー 読む

 日本においてホイールローダーが初めて製造されたのは1949年にさかのぼるが、コマツがインターナショバルハーベスタ社と提携しホイールローダー市場に参入したのは1960年代なかばである。提携初期時代のJHシリーズ、続く500シリーズ、そしてコマツグループのオリジナルであるWAシリーズと時代を経て、機械の大型化、環境への配慮、そしてメカトロやITといった高度技術の応用など、それぞれの現場ニーズに応えてきた。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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