1990年
低騒音・低振動・低エミッションなど、環境への配慮がなされた設計の都市型機械が主流となる一方で、大規模鉱山等の過酷な現場に耐え得る、超大型機械もラインアップされる。
「ヒューマンファースト」のコンセプトのもと、WAシリーズは8年ぶりの一斉モデルチェンジが行われた。 小型のWA100およびWA150においては、4段トランスミッションを採用。2速・3速のけん引力がアップし、すくい込み性、登坂性が大幅にアップしたほか、走行のマッチング域も広くなった。
WA100-3 バケット容量1.3m3。
ホイールローダー
日本においてホイールローダーが初めて製造されたのは1949年にさかのぼるが、コマツがインターナショバルハーベスタ社と提携しホイールローダー市場に参入したのは1960年代なかばである。提携初期時代のJHシリーズ、続く500シリーズ、そしてコマツグループのオリジナルであるWAシリーズと時代を経て、機械の大型化、環境への配慮、そしてメカトロやITといった高度技術の応用など、それぞれの現場ニーズに応えてきた。