ケンキミュージアム

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1980年 読む

 油圧ショベルを中心に、次々と革新的な技術が商品に織り込まれていく。エンジンの制御にメカトロを駆使するなど、日本のハイレベルなエレクトロニクス技術が世界を凌駕する。

コマツ ミニホイールローダー WA30-1
(1981年)

コマツ ミニホイールローダー WA30-1

 IH社との提携外として、ミニの分野では1978年に、リジッッド式のスキッドステアローダーSK04とSK07を市場導入していたが、多様化するニーズに応えるために、アーティキュレート機構のミニホイールローダー開発に着手。のち1984年より本格的に導入が始まるWAシリーズのさきがけとして、ミニからラインアップが始まった。

 バケット容量0.34m3。

ホイールローダー 読む

 日本においてホイールローダーが初めて製造されたのは1949年にさかのぼるが、コマツがインターナショバルハーベスタ社と提携しホイールローダー市場に参入したのは1960年代なかばである。提携初期時代のJHシリーズ、続く500シリーズ、そしてコマツグループのオリジナルであるWAシリーズと時代を経て、機械の大型化、環境への配慮、そしてメカトロやITといった高度技術の応用など、それぞれの現場ニーズに応えてきた。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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