ケンキミュージアム

ケンキミュージアム

-

1970年 読む

 この時代を境に、国内需要の中心は、ブルドーザーから油圧ショベルへと徐々にシフトしていく。技術的には、操作性などの付加価値も重視されるようになる。

コマツ ホイールローダー 505 ペイローダー
(1978年)

コマツ ホイールローダー 505 ペイローダー

 当時行われた市場調査の結果、バケット容量0.6m3、0.8m3といった小型の機種に需要があることが分かり開発したのが、505と、507である。他のペイローダーはIH社との技術提携として国産化したが、この2機種は、コマツオリジナル設計によるものである。

コマツ ホイールローダー 505 ペイローダー

 このクラスの市場は、都市型小規模土木工事をはじめ、造園・農林畜産・ゴルフ場整備など幅広い業種で使われ、かつ使われ方としても、年間稼働時間が500時間と比較的短く、オペレーターも専従ではなく誰もが乗るという特徴があった。そこで開発の狙いとしては、汎用性が高く、女性でも運転できる乗りやすい車というコンセプトにした。

ホイールローダー 読む

 日本においてホイールローダーが初めて製造されたのは1949年にさかのぼるが、コマツがインターナショバルハーベスタ社と提携しホイールローダー市場に参入したのは1960年代なかばである。提携初期時代のJHシリーズ、続く500シリーズ、そしてコマツグループのオリジナルであるWAシリーズと時代を経て、機械の大型化、環境への配慮、そしてメカトロやITといった高度技術の応用など、それぞれの現場ニーズに応えてきた。

ご利用にあたって
個人情報保護への取り組み
お問い合わせ

Copyright © Komatsu Ltd.All rights reserved.

ご利用にあたって
個人情報保護への取り組み
お問い合わせ

Copyright © Komatsu Ltd.All rights reserved.