1950年
戦後の荒廃した農地再建・開墾のために、より大型の建設機械が求められるようになる。しかし技術的には、まだ米軍が持ち込んだものに習って商品開発を行うという段階であった。
国の「道路、および街路の維持補修5ヵ年計画」により、比較的幅の広い国道・都道府県道などのメンテナンス用に、大型機が求められた。
また国内建設工事の活発化、大規模化により、整地や道路・水路新設などの一般土木工事向けにも大型機の需要が増え、GD30よりも上のクラスにあたるグレーダー開発の機運が高まった。なおこの当時の商品名につく数字はブレード長さを表し、GD37はブレード長さ3.7メートルである。
この頃から除雪にもグレーダーが頻繁に使われるようになり、密閉式運転室、カーヒーター、スノープラウ、サイドウィング、スノーブロアなどの除雪用機材も準備するようになった。
その他の建設機械
いわゆる主要建設機械と言われる商品以外にも、さまざまな建設機械が ある。歴史の流れと合わせて見つめると、その時代を反映したさまざまな 商品が開発されてきたことが分かる。