2000年
IT革命は建設機械の技術にも色濃く影響を及ぼす。90年代に開発された、衛星を活用した稼働管理システムは、遠隔地から機械を監視・管理する手段として、標準装備されるようになる。
PC05は、PC02の後継機種で、今回のモデルチェンジでは、(社)日本陸用内燃機関協会が定める排出ガス自主規制に対応するエンジンを搭載した。
車体の安定性を更に向上させ、車体幅690mm、機械質量500kgのコンパクトな車体ながら、高い安定性と作業効率を実現した。
また、2本式走行レバーを採用し、一段と操作性が向上した。
重量500kg。バケット容量0.011m 3。
油圧ショベル
1951年にこの世に誕生した油圧ショベルは、わずか半世紀の間で、建設現場における絶対的な地位を築いた。ミニから超大型と、規模に応じたサイズのラインアップ、また後方小旋回や超小旋回など、現場の特性に合わせたスタイルなど、その間も確実に進化を遂げてきた。人間の手に似た動きをするこの機械は、21世紀も、限りなく進化を続けていくことになるだろう。