ケンキミュージアム

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2000年 読む

 IT革命は建設機械の技術にも色濃く影響を及ぼす。90年代に開発された、衛星を活用した稼働管理システムは、遠隔地から機械を監視・管理する手段として、標準装備されるようになる。

コマツ 大型油圧ショベル PC300/400シリーズ
(2007年)

コマツ 大型油圧ショベル PC300/400シリーズ

 おもに砕石や土木・解体工事の現場で使用される大型油圧ショベル「PC300/PC350(砕石仕様)」、「PC400/PC450(砕石仕様)」をフルモデルチェンジした。

 最新エンジンテクノロジー「ecot3(エコットスリー)」を駆使したエンジンを搭載。日米欧の排出ガス規制に対応している。中型油圧ショベルで実績のある「油圧ショベル転倒時運転者保護構造キャブ」を大型クラスにも導入し、

 安全面を強化。 また、機械稼働管理システム「KOMTRAX」、見やすく使いやすい「7インチ大型マルチカラー液晶モニター」を標準装備している。

 重量44,320kg、バケット容量1.9m 3。(PC450-8)

油圧ショベル 読む

 1951年にこの世に誕生した油圧ショベルは、わずか半世紀の間で、建設現場における絶対的な地位を築いた。ミニから超大型と、規模に応じたサイズのラインアップ、また後方小旋回や超小旋回など、現場の特性に合わせたスタイルなど、その間も確実に進化を遂げてきた。人間の手に似た動きをするこの機械は、21世紀も、限りなく進化を続けていくことになるだろう。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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