ケンキミュージアム

ケンキミュージアム

-

2000年 読む

 IT革命は建設機械の技術にも色濃く影響を及ぼす。90年代に開発された、衛星を活用した稼働管理システムは、遠隔地から機械を監視・管理する手段として、標準装備されるようになる。

コマツ 後方超小旋回ミニショベルMR-2シリーズ
(2003年)

コマツ 後方超小旋回ミニショベルMR-2シリーズ
コマツ 後方超小旋回ミニショベルMR-2シリーズ

 後方超小旋回ミニショベルPC30、35、40、50の「MRシリーズ」4機種を 「GALEO MR-2シリーズ」 としてフルモデルチェンジした。 万一の場合の転倒や不意の落下物からオペレーターの被害を 最小限にとどめる構造(ROPS:運転者保護構造、OPG:落下物保護構造)、 ヘッドガード(天井防護材)をキャノピー、キャブともに標準装備、世界トップレベルの 安全性を確保した。 大型リクライニングシートを採用、足元スペースをワイドにしたことでクラス最大級の オペレーション空間を確保。 最大リーチ、ダンプ積込み高さ、牽引力などの基本性能も向上している。 PC30MR-2キャノピー 重量2990kg、バケット容量0.09m3。 この年に発売した4機種をはじめ、04年にPC20、27、05年にPC18、 07年にPC10をMR-2シリーズとしてモデルチェンジしている。

油圧ショベル 読む

 1951年にこの世に誕生した油圧ショベルは、わずか半世紀の間で、建設現場における絶対的な地位を築いた。ミニから超大型と、規模に応じたサイズのラインアップ、また後方小旋回や超小旋回など、現場の特性に合わせたスタイルなど、その間も確実に進化を遂げてきた。人間の手に似た動きをするこの機械は、21世紀も、限りなく進化を続けていくことになるだろう。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み