ケンキミュージアム

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1990年 読む

 低騒音・低振動・低エミッションなど、環境への配慮がなされた設計の都市型機械が主流となる一方で、大規模鉱山等の過酷な現場に耐え得る、超大型機械もラインアップされる。

コマツ 超小旋回式ショベルPC50UU-2
(1992年)

コマツ 超小旋回式ショベルPC50UU-2

 需要の高まる超小旋回式ショベルにおいて、さらに最新技術を網羅した。何より斬新なバイオレットカラーの外観は工事現場のイメージアップにつながり、業界に大きな影響を与えたといえるだろう。

 重量5250kg、バケット容量0.2m3。

コマツ 超小旋回式ショベルPC50UU-2

 居住性・操作性を重視したキャビンでは、スライドドアを採用。ドアを開放した状態でも、旋回半径からドアが飛び出さない。このドアを作り込むために、開発担当者は飛行機・バス・電車とあらゆるドアを調査したという。

 あらゆる特許のカタマリでもあるこのPC50UU-2は、Gマーク産業機械部門賞を受賞した。

油圧ショベル 読む

 1951年にこの世に誕生した油圧ショベルは、わずか半世紀の間で、建設現場における絶対的な地位を築いた。ミニから超大型と、規模に応じたサイズのラインアップ、また後方小旋回や超小旋回など、現場の特性に合わせたスタイルなど、その間も確実に進化を遂げてきた。人間の手に似た動きをするこの機械は、21世紀も、限りなく進化を続けていくことになるだろう。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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