ケンキミュージアム

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1980年 読む

 油圧ショベルを中心に、次々と革新的な技術が商品に織り込まれていく。エンジンの制御にメカトロを駆使するなど、日本のハイレベルなエレクトロニクス技術が世界を凌駕する。

コマツ 超小旋回油圧ショベルPC50UU-1
(1987年)

コマツ 超小旋回油圧ショベルPC50UU-1

 クローラー幅内で旋回が可能な超小旋回ショベルは、1982年から各社の開発が始まっており、コマツは後発の参入。旋回半径1.0メートル、PC40を母体に開発された。配管やコントロール、外装をいかにコンパクトに納めるか。そしていかにバランスを取るかに苦慮した。市場に高く評価され、1987年度のGマーク通産大臣賞を受賞した。

 重量5100kg、バケット容量0.2m3。

油圧ショベル 読む

 1951年にこの世に誕生した油圧ショベルは、わずか半世紀の間で、建設現場における絶対的な地位を築いた。ミニから超大型と、規模に応じたサイズのラインアップ、また後方小旋回や超小旋回など、現場の特性に合わせたスタイルなど、その間も確実に進化を遂げてきた。人間の手に似た動きをするこの機械は、21世紀も、限りなく進化を続けていくことになるだろう。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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