ケンキミュージアム

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1970年 読む

 この時代を境に、国内需要の中心は、ブルドーザーから油圧ショベルへと徐々にシフトしていく。技術的には、操作性などの付加価値も重視されるようになる。

コマツ-ビサイラス 電気式ショベル280-B
(1971~1973年ごろ)

コマツ-ビサイラス 電気式ショベル280-B

 油圧ショベルが台頭する一方で、マイニング(鉱山)用の超大型ショベルにおいては、電気式の需要があり、この分野においてもコマツ-ビサイラス社で提携した。

 カナダの鉄鉱山、チリの銅鉱山などに向けて、17台の超大型ショベルを生産・出荷。

 重量450000kg。

油圧ショベル 読む

 1951年にこの世に誕生した油圧ショベルは、わずか半世紀の間で、建設現場における絶対的な地位を築いた。ミニから超大型と、規模に応じたサイズのラインアップ、また後方小旋回や超小旋回など、現場の特性に合わせたスタイルなど、その間も確実に進化を遂げてきた。人間の手に似た動きをするこの機械は、21世紀も、限りなく進化を続けていくことになるだろう。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み