1970年
この時代を境に、国内需要の中心は、ブルドーザーから油圧ショベルへと徐々にシフトしていく。技術的には、操作性などの付加価値も重視されるようになる。
油圧ショベルが台頭する一方で、マイニング(鉱山)用の超大型ショベルにおいては、電気式の需要があり、この分野においてもコマツ-ビサイラス社で提携した。
カナダの鉄鉱山、チリの銅鉱山などに向けて、17台の超大型ショベルを生産・出荷。
重量450000kg。
油圧ショベル
1951年にこの世に誕生した油圧ショベルは、わずか半世紀の間で、建設現場における絶対的な地位を築いた。ミニから超大型と、規模に応じたサイズのラインアップ、また後方小旋回や超小旋回など、現場の特性に合わせたスタイルなど、その間も確実に進化を遂げてきた。人間の手に似た動きをするこの機械は、21世紀も、限りなく進化を続けていくことになるだろう。