ケンキミュージアム

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2000年 読む

 IT革命は建設機械の技術にも色濃く影響を及ぼす。90年代に開発された、衛星を活用した稼働管理システムは、遠隔地から機械を監視・管理する手段として、標準装備されるようになる。

コマツ リオ・ティントで無人ダンプトラック運行システムの稼働を開始
(2008年)

コマツ リオ・ティントで無人ダンプトラック運行システムの稼働を開始
コマツ リオ・ティントで無人ダンプトラック運行システムの稼働を開始

 コマツが、リオ・ティント社が保有するオーストラリア西部のイーストピルバラオペレーションのウエストエンジェルス鉱山に対し納入した無人ダンプトラック運行システムAHS(※)が、稼働を開始した。

 無人で走る930Eは、複雑な鉱山の地形に対し、290トンの表土・鉱石を積載しながら完全無人で走行することが可能である。過酷な環境のため人材が集まりにくい鉱山開発を可能にするとともに、鉱山運営において大幅な生産性の向上が期待できる。

 ※AHS: Autonomous Haulage System

ダンプトラック 読む

 運搬車であるダンプトラックの歴史は、現場での生産量を上げるため、積載量大型 化の歴史でもある。特に鉱山現場では、機械式・電気式での大型化競争に加え、GPSによる管理システム導入など、21世紀を迎えた今日も、その技術は日々進化しつづけている。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
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