ケンキミュージアム

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2000年 読む

 IT革命は建設機械の技術にも色濃く影響を及ぼす。90年代に開発された、衛星を活用した稼働管理システムは、遠隔地から機械を監視・管理する手段として、標準装備されるようになる。

コマツ ブルドーザーD39PX GALEO
(2001年)

コマツ ブルドーザーD39PX GALEO

 独自のトランスミッションHST(ハイドロスタティックトランスミッション)を搭載し、作業内容に応じた3段階の最適速度が選択できる3速HSTモータにより、極めて高い整地性能を実現。人間工学デザインに基づいた新型パームモノレバー(PCCS:パームコマンドコントロールシステム)の採用により、微操作性を飛躍的に向上した。

 重量9350kg。

ブルドーザー 読む

 初期のブルドーザーは、農業用のトラクターに、ブレード(排土板)を取りつけたものだった。戦後の開発、高度成長期における大規模工事など、日本の躍進の歴史はブルドーザーの歴史とも言えよう。油圧ショベルの台頭で、国内における需要は減少したものの、大規模鉱山を初めとした世界中の過酷な現場で、今日も高い技術が息づいている。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み