ケンキミュージアム

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1960年 読む

 貿易の自由化が認められ、外圧の風を受けるが、これは同時に、日本の技術力を、世界トップレベルに磨き上げる契機となった。大規模の電源開発等が行われ、大型機械の開発が加速した。

コマツ ブルドーザーD355A
(1969年)

コマツ ブルドーザーD355A

 海外での鉱山市場向けに開発された大型ブルドーザー。これより小さいクラスのD120AやD250Aに比べ、D355Aでは機体後部についたリッパーによる作業が主体とされた。

  輸出第1号機は、オーストラリアのハマスレー鉱山に納められ、鉄分70%以上の鉄鉱石現場で鍛えらることになる。

 重量48000kg。

ブルドーザー 読む

 初期のブルドーザーは、農業用のトラクターに、ブレード(排土板)を取りつけたものだった。戦後の開発、高度成長期における大規模工事など、日本の躍進の歴史はブルドーザーの歴史とも言えよう。油圧ショベルの台頭で、国内における需要は減少したものの、大規模鉱山を初めとした世界中の過酷な現場で、今日も高い技術が息づいている。

ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み
ケンキミュージアム 日本のブルドーザーの歩み